内部統制
(J-SOX対応)
2007年2月15日、金融庁より「実施基準」が公表され、内部統制構築は本格的にスタートしました。現在、多くの企業が文書化作業(業務フローチャート、業務記述書、RCM)に取り組んでいます。
現在、多くの企業は文書化作業に余念がありません。25%ほどの企業では、すでに文書化を終え、次の運用段階の作業に取りかかっておられます。しかし、運用フェーズにおける有効性評価作業は、文書化よりも困難が伴います。
運用フェーズ評価手続の作成、評価シートの作成、評価結果の集計、有効性の判断、サンプリングなどは、決して簡単な作業ではありません。しかも毎年評価活動と不備に関する是正・改善業務を行い「内部統制報告書」を作成します。このままでは、間に合わないという企業が多いことが見えてきました。
本セミナーでは、文書化後の運用フェーズの実務と実践を実例に基づき、わかりやすく解説します。そして、次年度以降にも目配りをした、内部統制システムの構築をご提案致します。
また、ワークショップを設け、より理解を深めていただくことといたしました。
<講師>
株式会社SEIN内部統制研究所 研究所長
経済学博士 洪 聖協氏
2008年4月21日(月) 10:00〜17:00
東京・本郷 アーク エグゼクティブ研修センター
東京都文京区本郷5丁目33番10号
東京メトロ 後楽園駅 徒歩4分
都営地下鉄 春日駅 徒歩2分
お一人様 5万2500円(テキスト・消費税込み)
参考資料提供、『内部統制実践パーフェクトガイドー内部統制の理論・構築・評価の実務―』進呈)
T 内部統制の可視化(文書化)と有効性評価の理解
1) 内部統制の全体像と経営理論との関係
2) 内部統制の可視化(文書化)と有効性評価の理解
3) 内部統制運用のポイント
4) 内部統制有効性評価のPDCA
5) 内部統制有効性評価業務の流れの実例
6) 評価手法
7) サンプリングの手法
U 内部統制「評価体制」及び評価の準備事項
1) 有効性評価の準備事項
2) 有効性評価の設計の実例
3) 評価体制の構築と実例
4) 評価に係わる担当者の役割
5) 不備と欠陥の判断と改善活動
6) 評価結果、不備の集計及び有効性の総合的判断
7) CSAの設計、構築、運用
V 全社統制とIT統制有効性評価の実務
1) 全社統制有効性評価の理解、シートの作成、不備の改善
2) IT全般統制有効性評価の理解、評価シートの作成など
W 整備状況の評価の実際(ワークショップ)
1) 進捗管理表の作成
2) 不備管理表の作成
3) ウォークスルーの実際
4) 整備評価シートの作成
5) 整備評価の実践
6) 不備の事例と改善
X 運用状況評価の実際(ワークショップ)
1) 評価手続の作成の実際
2) 運用評価シートの作成の実際
3) サンプリングの実際
4) 有効性評価の実際、テスト結果の実際
Y 経営陣のモニタリング、評価結果の集計
1) 承認及びモニタリング
2) 評価結果、不備の集計管理、進捗管理の実例
3) 有効性評価の総合的判断
4) 各種報告書の作成、2年目以降