システム開発などの現場でスクラム(SCRUM®)という言葉を耳にする機会が多くなりました。スクラムとは、小グループによる情報システムの開発方法です。
まだまだ国内では導入事例が少ないのですが、システム開発プロジェクトで多発している過残業などに基因した深刻な諸問題を、根本的に解決する方法として注目を集めています。
スクラムは、人にやさしい人間中心の開発技法
スクラムとは、アジャイル開発として提唱されている手法群の中で、チームとしての進め方に特化したフレームワークです。
「多くのシステム開発プロジェクトは失敗する」という調査報告が、昔から数多くなされており、現在でもその状態が続いています。失敗させないために、開発現場では、強いストレスと過酷な勤務が日常となっており、「デスマーチ」とも言われるほどです。このデスマーチの解消を目的としたフレームワークがスクラムなのです。
スクラムは、チームで仕事を進める枠組みを人間中心に変えて、システム開発プロジェクトを成功させるために導入されています。
システム開発を意識して作られましたが、システム開発固有の技術要素を含んでいませんので、システム開発以外のプロジェクトにも適用することができる考えです。
スクラムの役割に関する定義
⇒スクラムチーム
システム開発の現場でプログラムの開発に直接的に携わっている人達のグループをいいます。スクラムチームは、スクラムマスター、プロダクトオーナー、開発者、テスト担当者など、8名程度で構成される自立型の組織です。
⇒スクラムマスター
スクラムの理解と実践を通じて、スクラムチームを円滑に進めることに責任を持つ人です。
スクラムマスターは、開発自体は直接担当しません。プロジェクトの初期は、スクラム流のプロジェクト運営を軌道にのせることに注力します。中後期になると、チームメンバの主体的な行動を引き出して、チームの成果を最大限に引き出すことに注力します。
⇒プロダクトオーナー
ユーザ機能を取りまとめて、ユーザ機能間の開発優先度を決定する権限と責任を持つ人のことです。
利用部門とのコミュニケーションにより、開発する機能の開発優先度をプロダクト全体の中で最適化し、プロダクトバックログに反映させて見える化を図ります。プロダクトオーナーは、次に開発するユーザ機能を選択し、スクラムチームはそれを受けて開発に着手します。
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