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プロジェクトマネジメントの必要性とは?

プロジェクトマネジメントの必要性とは?

 情報の時代にあって、IT業界はますます加速するスピード感を伴って日々変化し成長を見せています。最新のハードウェアや新しい技術の登場など、最新の動向に対応した高いスキルレベルのプロフェッショナルが、多数常に必要とされています。

 一方では、情報システムの規模も大きくなり、多くの人の参画が必要となっております。これらの高度な技術者集団の力を、いかに結集していくかが重要となっています。さらには、自社のリソースだけでプロジェクトを進行させるには限界があり、外部企業の協力も得なくてはなりません。

 ここで必要となるのが、高度なプロジェクトマネジメントであり、プロジェクトマネージャの能力です。

プロジェクトマネジメントの役割とは?

プロジェクトマネジメントの役割とは?

 情報システム開発の成果物は、ソフトウェアです。このソフトウェアを開発するのは人です。したがって、成果物の品質は、人に左右されます。また、生産コストの多くを人件費が占めることとなります。

 一方、ソフトウェアは、形が目に見えないため、情報システムの最終形態が共有しづらいという特性があります。完成後の姿が見えるビルや橋とは大きく異なります。また、ビジネス環境が速いスピードで変化しているため、開発途中でも、それに合わせて変化させて行く必要があります。

 そのため、完成するまでに、変更や追加の要求が頻繁に発生します。その結果、品質が低下したり、想定していた完成期限やコストが大幅にオーバーしたりして利益につながらないリスクが高まっています。情報システム開発の多くが失敗するという調査報告は、それを示しています。

 これを解決するため、プロジェクトマネジメントが重要となって来ています。プロジェクトマネジメントは、プロジェクトを円滑に進め、成功に導くための方法です。プロジェクトマネジメントは、ヒト・カネ・モノ・情報を「適切に管理」して、プロジェクトを成功させ、予定された利益を生み出すために欠かすことができません。

 「適切に管理」する方法を、集大成した方法論には、これまで、米国で開発されたPMBOK®や、英国で開発されたPRINCE2®、日本で開発されたP2M®などがありました。しかし、国際的なプロジェクトでは、方法論間の不整合が問題となり、ISOはこれらの上位に国際規格ISO21500を2012年に制定しました。今後は、ISOの採用が増えていくものと考えられます。

 これまでのPMBOK®、PRINCE2®などは、テクニカルスキルのベストプラクティスです。しかし、プロジェクトマネジメントでは、それに加えてヒューマンスキルが重要です。

 株式会社アークでは、ISO21500をベースにヒューマンスキルを体系的に再編成したプロジェクト要員の階層別研修としてISO21500 DPM®ファンデーション研修ISO21500 DPM®エキスパート研修を開講しています。

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