情報時代になって、情報システムの支援がなければ、どのような製品・サービスも提供ができなくなっています。利益の源泉である製品・サービスも、それをサポートするITサービスに、大きく左右されることが明らかになって来ています。
ITサービスのベストプラクティスであるITIL^®(Information Technology Infrastructure Library)は、このような背景から誕生しました。

　ITIL^®は、日本でも広く普及し始めています。同時に、ITIL^®の知識を身につけ、活用できる人財が求められるようになり、そのため、様々な資格取得研修などが行われています。入門資格であるITIL^®ファンデーション合格者は、国内でもすでに15万人を越え、注目を集めています。
注目される理由を、少し詳しく見てみましょう。

　ITサービスの提供のノウハウは、経験を積んだベテラン要員に属人化されており、これまで見える化は行われてきませんでした。このため、技術の伝承がされにくく、要員全体の技術力の向上を図ることが、非常に困難でした。

　ITIL^®は、多くの先進企業のノウハウの集大成をベストプラクティスとして、英国政府が整理し見える化したものですから、ITIL^®を学ぶことで、要員全体の技術力を、一挙に向上させることが可能になりました。

　これまでITサービスの関連用語は、各ベンダや様々な方法論によって異なり、統一されていないため、運営上の混乱の原因にもなっていました。ITIL^®は、ITサービス全体について、組織の構造や用語の定義を明らかにしているデファクトスタンダードですので、ITIL^®を導入し統一を図ることにより、スムースな意思疎通を図ることが可能となります。

　このため、会社レベルで、経営者から新入社員まで全社員がこの資格を取得している企業も珍しくはなくなりました。これら企業では、顧客重視の思想やテクニカル用語の統一が図れて、コミュニケーションの行き違いによる無用のトラブルが減少しています。

　ITIL^®は、ITサービス組織の見える化を図るとともに、それぞれの管理の内容とノウハウを集大成しています。

　このため、何らかの問題が生じた場合でも、その責任の所在が明確になり、同時に解決方法も提供してくれますから、問題解決もスピーディに行えるようになります。

　これは顧客からの信頼性の向上につながるともに、大きなコストダウンにもつながります。

　多くの企業での情報システムは、ビジネス戦略を支援する機能となっています。したがって、ビジネス戦略との整合性が極めて大切ですが、これまでは十分とは言えない状況も散見されました。

　ITIL^®は、5冊本の第1冊目に「サービスストラテジ」を置いており、かつ5冊の内で最もページ数の多い大作となっています。ITIL^®は全体を通じて、ビジネス部門とのコミュニケーション、協調を強調しています。

　ビジネス戦略を支援するITサービス、そしてそれを支える情報システム。これがITIL^®の世界です。

　ITIL^®の前のバージョンが、保守と運用に力点を置いていたため、日本では「ITIL^®は、保守と運用のベストプラクティス」との誤解がまだされています。
しかし、2007年にITIL^®は、戦略から始まるITサービス全体をカバーするように大きく変貌し、さらに2011年に改訂版が発行されるなど進化しています。

　まずはITIL^®を有効活用し、その上に自社の経験とノウハウを積み重ねることが情報時代に求められているのではないでしょうか？

　株式会社アークではITIL^®資格100%合格を目指した研修を実施しています。ITIL^®には、エキスパート・プラクティショナ・ファンデーションとランク別に3つの資格の種類があり、ITIL^®に対する知識向上をサポートしております。プラクティショナは、近日に日本語試験が開始される予定です。

　株式会社アークは、各研修で合格率100%全員合格の結果をほぼ毎回積み重ねており、実績は国内第1であり、他社の追随を許しておりません。
研修内容には絶対の自信をもち、国内唯一の「合格保証or完全返金」による研修もご用意しています。安い費用で確実な研修を受けたいとお考えなら、ぜひ株式会社アークへご連絡下さい。

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