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濃厚な経験をさせてもらった半年間
濃厚な経験をさせてもらった半年間
5科目ストレート合格
株式会社ABシステムソリューション
福島 良太
1.はじめに
今回ITIL Expertを合格するに至ったのは、講師の荒川先生のご指導や切磋琢磨した受講生の皆様は勿論、この機会を私に与えてくださった会社や上司、家族の協力があればこそです。 この半年間のご支援に厚く感謝申し上げます。
2.ITIL Expert取得を目指した経緯
私は2005年に入社後、社内システムの運用管理を実行する部門に配属されました。当時、システム運用管理の経験が無かった私は、自身の指標となるフレームワークが欲しいと考え、ITILを見つけるに至りました。その合理的な考え方や効率的な手法に共感しましたが、当時は参考書が少なかったため、都内の大きな本屋まで購入しにいったのを憶えています。 その後、自習期間を経てITIL v2ファンデーションの合格に至りました。
2011年、会社の方針で、ITIL v3ファンデーション取得が推奨されるようになりました。私もその流れに乗って、v3試験を勉強し、合格することができました。
2012年、部の月例会でITIL Expert受験の希望者を募っているとの呼びかけがあったため、受験を希望しました。これまでは挑戦したくとも費用が高額であることから半ば諦めていましたが、それを会社が投資してくれるというのです。このチャンスに乗っからない理由は無いと考えました。
その後、研修を実施している数社の情報を集め、費用、合格率、評判を比較、検討した結果、株式会社アークのお世話になることを決めました。
まず、目に止まったのは費用面でした。
一般的に120~130万円前後が相場の研修なのですが、アークでは100万円を切る業界最安価格のプランも提示されていました。
会社にお金を出してもらうからには、少しでも安い方が良いと考えていたため、とても魅力的に思えました。
しかし、会社にお金を出してもらうからには不合格でしたでは済まされません。安かろう悪かろうでは意味が無いと考え、各社に合格率の確認を入れました。
他社は、大体「インターミデイエイト4科目は各40%程度、最後のMALCは約10~20%といった合格率である」との回答でした。
これに対し、アークからは「過去の受講者は、100%全員合格し、ITILエキスパートを取得している」という明快な回答をいただきました。(その後、私も100%に貢献することができました)
正直、最初は、安価で合格率が高いなど、本当なのかと、懐疑的に考えていました。
しかし、その疑問に対して、とても丁寧にご説明いただきました。ITILエキスパートは、ITILだけを勉強をしているだけでは何度チャレンジしても合格出来ない。ITILが作られた欧州の人々のマネージメントの考え方を学ばなければならない。アークでは、同時にその考え方もベースに学んでもらうため、合格率が高い、とのことでした。
アークに対する評判もチェックし、説明を受けた内容は信憑性が高いと、判断しました。
3.E-Lerningによる学習について
学習は、自宅でのE-Lerningを中心とした自習、および毎月の集合研修です。
最初にオリエンテーションで招集され、まず配布された教科書を見て眩暈がしました。300頁以上ある分厚い教科書が各分野毎に6冊あったためです。しかし、内容は、章立てや構成など分かり易く、非常に練られた内容でした。
E-Lerningは、平日の通勤、帰宅時の電車の中や、帰宅後にインターネットや教科書で勉強し、休日にアークより指定された提出問題やケーススタディ課題を作成するという流れが習慣化しました。
指定された課題は、うまく作られていました。E-Lerningや教科書の内容を理解しないと、作れないように出来ていました。また、ケーススタディ課題は、ディベートで他の受講生との舌戦で使われます。当日に大勢の前で恥をかきたくないので、必死でした。
4.集合研修について
集合研修は、ケーススタディの全16課題について、自習で作成したプレゼンテーション資料を使い、受講者同士でディベートを行うことが中心でした。
ディベートでは、自身とは違った視点、切り口でシナリオを解釈する方もいて、面白かったと同時に、時には自身の考えの浅さが露呈したりで戦々恐々でした。自論、反論を経てディベートの勝敗が決した後は、荒川先生の体験や知識を交えた、解説やアドバイスに耳を傾けました。これがまた話の内容が面白かったこともあり、よく頭に入ってきました。
研修では、自身の知識不足で大分恥ずかしい思いもしましたが、滅多に出来ない、よい経験をさせていただきました。
5.試験について
SOA、PPO、RCV、OSA、MALCの研修の最後には、試験が実施されました。最終的に全分野の試験に合格しなければ、ITIL Expertにはなれません。
問題には、それと対になるシナリオが用意されており、暗記である程度なんとかなるファンデーションと比べて、格段に難しかった印象です。模擬試験は、問題慣れのため、必ず前日あたりにやった方が良いと思いました。
特に経営者の視点が必要な最後のMALCは、更に難しく、直前の荒川先生からのアドバイスが無ければ、確実に、不合格で終わっていたと思います。
6.最後に
冒頭にあるように、非常に濃厚な経験をさせてもらった半年間でした。この半年間を経て、自身の視点がいかに低く、狭かったかを知りました。
今回ITIL Expertに合格しましたが、現状はまだ知識を得たにすぎません。実務に活かしてこその知識の価値です。この半年間で得た知識を知識で終わらせないよう、また、講義中に荒川先生がおっしゃっていたような、世界の最前線でも生き抜けるような人間になれるよう、今後とも精力的に励みます。
ありがとうございました。