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ITIL Expertは弱点克服のための手段
5科目ストレート合格
(OSAで満点取得)
ITIL Expert #718
表 智恵
1.受講への経緯
業務委託としてエンドユーザ様企業に常駐し、インフラ運用業務を担当するようになってから6年半、その間ほとんどは、運用チームのリーダーとして障害対応や予定作業の計画・実行管理、メンバーのタスク管理を行ってきました。
その後、仕事内容が変わり、運用管理者となったことを機に、「自分には管理者視点で問題を認識し、解決に導く力が足りない」と痛感し、「この弱点を克服したい」と強く思うようになりました。
「弱点を克服する手段」として考え付いたのが、「ITサービスのスタンダードやベストプラクティスを学ぶこと」でした。そこで、色々と検討した結果、ITIL Expertを目指そうと決心するに至りました。
2.学習方法
2007年にITIL Foundationを独学で取得したのですが、内容はほとんど忘れていました。そこで、最初の1か月間は、ITIL Foundationのテキストを使用した基礎固めに充て、ITIL Expertの学習は、申し込みをしてから2か月目に開始しました。
どの科目もほぼ1か月(4週間)の学習期間で、以下のようなスケジュールで学習を進めました。
① テキストを一通り読む(5日間)
② 提出問題に解答する(2日)
③ ケーススタディ課題を作る(14日)
④ テキストを読み込む(確実に内容を理解する)、模擬試験を解く(5日間)
⑤ スクーリング(2日間)
「管理者視点で問題を認識し、解決に導く力を身に付ける」ことが学習の目的であったこともあり、最も力を入れたのは「ケーススタディ課題」でした。各科目ごとに、さまざまな状況から出される16個の課題に対する解決案を作るのですが、実際にありそうな課題ばかりで、とても有益な内容であったと思います。
3.試験について
ケーススタディに対する問題が出題され、選択肢の中からベストプラクティスを選ぶという形式の試験ですが、前述の「ケーススタディ課題」に力を入れたおかげで、MALC以外の4科目は、それ程苦しい思いをせずにクリアできました。
MALCに関しては、回答における視点や難易度が、他の4科目に比べて格段に高いと、多くの人から聞いていました。しかし、荒川様による試験対策が非常に有効であったため、当初聞いていた程の難しさは感じませんでした。
4.合格のためのポイント
いずれもアーク様でしか得られない、合格に直結する貴重なポイントです。
① オリエンテーション
学習を始める前に参加したオリエンテーションは、ITIL Expert試験に合格するため視点・考え方を学ぶには必須となる講義です。ITILの知識があっても、このオリエンテーションなしに、合格はできなかったと思います。
②すご訳!コア書籍
試験単位に5分冊とまとめられており、日本語訳もわかりやすく、とても重宝しました。特に日本語訳は、実際のコア書籍と比較すると一目瞭然です。「すご訳!」のネーミングは、本当でした。
③スクーリング
ITILのテキストを勉強するのではなく、ケーススタディ課題の成果を使って、受講者同士でディベートを行うといった実践的な内容です。
ディベートの終了後、講師の荒川様から、試験に回答するための視点を意識したアドバイスあります。「マネージャの視点」や、普段の業務では習得できない「経営者の視点」を学ぶことができました。
また、荒川様ご自身の体験に基づく貴重な解説や、他の受講生の方々の考え方をお聞きすることもでき、「資格を取る」ためだけではなく、「エキスパートとして活躍できるようになる」ための内容であったと思います。
5.最後に
約半年間の学習期間において「管理者、経営者視点で問題を解決する考え方」を徹底的に叩き込まれたことで、当初の目的であった「管理者視点で問題を認識し、解決に導く力を身に付ける」ための、第一歩を踏み出せたように思います。
しかし、あくまで「第一歩」です。ITIL Expertとして、多くのお客様に価値の高いITサービスを提供できるよう、日々努力を重ねていきたいと思います。 最後になりますが、的確なご指導をしてくださった講師の荒川様、共に難関を乗り越えた受講生の皆様、そして学習時間の確保に協力してくれた家族や会社の方々に、心よりお礼申し上げます。