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エキスパートへの道は、厳しいけれど、楽しくて

ITILエキスパート®合格体験記

フェイス・ワン株式会社
小永吉 正彦

1.ITIL®エキスパートを目指したきっかけ

ITILエキスパート合格者

 私が、ITIL®エキスパートを目指したきっかけは、他の皆さんとは少し異なります。
 ISO27001の資格取得を思いたってインターネットを検索したところからが、まず「アーク樣」との出会いでした。検索して、目に飛び込んできたのは、「高合格率と最低価格」の文字でした。自費での資格取得だったこともあり、早速飛びつき「アーク樣」の門をくぐることになりました。
 無事にISO27001の研修を修了したところ、関連するISO20000の資格取得を勧められました。その時初めて、ITIL®という資格を知ることになったのです。(ISO20000の審査員資格申請にFoundationが必要なのです)
 ISOの審査員補の資格取得を果たすとともに、勉強継続の勢いで、ITIL®エキスパート取得を目指す、「アーク樣」の一期生の仲間入りとなり、今の状況になっています。
 出会いとは、面白いものです。

2.ITIL®エキスパートを目指すにあたって、厳しかったこと。

 さて、本題のエキスパート取得にあたって、厳しかったことや苦労したことについて、段階ごとにお話しします。

(1)ファンデーション(運用・保守サポート要員レベル)取得の時

 ご存じのようにITIL®の基礎にあたりますが、各機能やプロセスの役割の理解で、まず壁がありました。これまでの業務経験からの理解と、ITIL®知識としての理解に大きな隔たりがあり、各プロセスの連携の理解に苦労しました。また、聞きなれない用語にも苦労しました。

(2)インターミィディエイト(マネージャレベル)取得の時

 インターメディエイトでは、マネージャとしての観点を、SS,SD,ST,SO,CSIのそれぞれの段階の中で理解する必要がありました。
 各段階毎に色々な立場や想定が必要なので、なかなかイメージがつかめず、非常に苦労しました。

(3)MALC(経営層レベル)取得の時

 ここが一番苦労しました。  インターメディエイトでは、記憶に時間をかければなんとかなるものでしたが、MALCはそれでは通用しません。
 マネージャ(管理職)としての役割ではなく、その上の経営者としての役割を、「記憶」や「理解」に加えて「自己の意識改革」に近い応用力レベルで達成しなければなりません。説明を受けて「わかったつもり」で解く模擬試験は、何回やってもなかなかに高得点はとれませんでした。

3.苦労したことは、どうやって解決していったか?


(1)ファンデーション取得

 役割の理解には、「アーク樣」でいただくA3版サイズ「鳥瞰図」が最適だと思います。この「鳥瞰図」を肌身離さず持ち歩いて、思いつくたびに、読み返しました。それは、エキスパートを取得した今でも変わりません。また、用語の記憶方法については、画期的な「記憶術」を、講師から聞き出して体験してください。

(2)インターミィディエイト取得

 これは他の方も書いていますが、「ディベート」が非常に効果的だったと思っています。他の方の意見を、臨機応変に自分のものにして発表した内容が評価されるなんてすごいことです。
 日本では、「ディベート」を経験する機会は、ほとんどありません。「ディベート」終了後に、講師から個人個人のプレゼン内容に合わせたアドバイスがあります。これによって、理解不足の点に気づいたり、理解の深堀りが出来ました。もやもやが晴れて、目の前がパッと開けたことも多々ありました。
 さらに、試験には直接関係しませんが、プレゼン方法についてもアドバイスがありますので、客先へのプレゼンテーション力をつけることができます。同じ時に参加したみなさんのプレゼンテーション力が、回を追って向上して行く様を目の当たりにしました。この"副産物"の効果も大きいものがあります。
 また、事前の知識習得には、的確な提出課題問題への取り組みや「アイテル塾」への参加が効果的だと思います。

(3)MALC取得

 これは、本当に何度も補習を行っていただき、「意識改革もどき」いうレベルまできたことで、合格できたのだろうと勝手に判断しています。ただ、実務で生かすには、まだまだ勉強不足だと思っていますので、今後も常にビジネスの視点を高くもつことを意識していきたいと思っています。

4.楽しくてとは?

 ここからは、楽しかったことについてお伝えしたいと思います。

(1)場所

 なんといっても最高学府の東京大学や東京ドームまで歩いて行ける立地です。東京大学のかすかな香りを楽しみつつ、近所の名所・旧跡を楽しむことができます。東京ドームが近い有意義な都心ライフを、お昼休みや帰宅時に満喫してはいかがでしょう。
 「アーク樣」では、オリエンテーションのときにフルコースのフランス料理による懇親会(無料です)を企画されています。場所は、東京大学に新設された伊藤国際学術センターの椿山荘経営のカメリアです。料理の味はもちろん、斬新なデザインの建物と、古い赤レンガのコントラストが印象的でした。

(2)環境

 研修会場の近隣には、美味しい食べ物屋さんがたくさんあります。「アーク樣」がご用意されているグルメマップは必見です。さらに、近所にアップルパイの名店もあるので、手土産?にも困りません。

(3)講義内容

 ディベートは緊張しますが、「きづき」が非常に役に立つと思います。
 また、ディベートの解説中に挟まれる「講釈」には、ITIL®の理解を深めるために役立つ、歴史上のエピソード、裏話がたくさん聞けます。新撰組を含め日本史が好きな方はもちろん、嫌いな方でも楽しめるはずです。

(4)感動

 「アーク樣」は、ホームページにも何も書かれていないのですが、合格のあかつきには、感激の趣向が2つも仕掛けられています。内容を話すと感動の度合いが薄れますので、合格してのお楽しみとしておきます。

5.最後に

 「講釈師」の荒川樣を含め、一緒に学べた皆さんへの感謝は本当に言葉にならないぐらいです。私は、貴重な時間を共有しながら、しかも受講生が一緒に合格して喜べる、このような研修はめったにないと思います。
 是非、みなさんも、ITIL®エキスパート資格取得を目指し、貴重な時間を共有してみてはいかがでしょうか?
 ITIL®エキスパート試験の特にMALCは、合格率が10%台と難関試験のひとつと言われています。しかし、私の同期は全員合格を果たしました。合格者率100%です。忙しさに取り紛れて、この合格体験記を書くのが遅くなっている内に、後続のクラスも全員合格を果たしたとのことです。
 凄すぎます。絶対おすすめです。

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